Swan DB はデータベースと連携する汎用的なバーコード/QRコードリーダーアプリです。
高価な無線式ハンディターミナルや組み込みソフトウェアや現場専用のノートPCなどを導入することなく、バーコード読み取りとデータベースの更新や情報の表示を一台のiPhoneやiPadだけで完結すること目的に開発されました。
しかし、データベースの設計は様々ですのでネイティブアプリでの対応には限界があります。そのためこのアプリでは読み取ったバーコード情報を指定されたURLにパラメータとして送信するだけの機能を基本とし、具体的な個別処理はPHPやPythonなどのWebアプリで行う設計となっています。
既にデータベースとWebアプリで運用中でしたら、わずかな追加修正だけで導入可能だと思います。
このアプリを正しく運用するにはデータベースとネットワークとWebアプリの知識が必要になります。システム責任者と相談の上運用してください。
【主な機能】
・複数のURLの登録ができます
データベースへのクエリごとにWebアプリのページを作成しそのURLをSwan DBに登録すれば、在庫数の確認、ピッキング処理、受入処理、棚卸し、注文システム、会計システム、入退室管理、その他データベースの操作など様々な処理が可能になります。
・直接入力
バーコードが破れたり汚れて読み取りができない場合にはコード内容を直接入力し操作することも可能です。
・Basic / Digest認証に対応
あらかじめユーザー名・パスワードをアプリに登録することで対象URLでの認証を簡略化できます。オフにした場合は手動で都度認証になります。
・設定をパスワードでロック
設定をパスワードで保護します。設定しますとパスワードを知る管理者以外は設定の変更・接続の追加や編集ができなくなり、接続先のURLも一覧に表示されなくなります。企業などで安全に一元管理する場合に設定してください。
また、iOS/iPadOSの機能であるアクセスガイドを使用しますと、iPhone/iPadをSwan DBしか使えないように制限することも可能です。
・POST画面での再読み込み禁止
重複送信防止のためPOST画面の再読み込みはできない仕様となっています。データベースへの問い合わせはGET送信、データベース更新はPOST送信と使い分けることで安全に運用できます。
・URLバーのないアプリ内ブラウザ
一般的なWebブラウザの様なURL入力バーはSwan DBには存在しません。不要な誤送信や業務に無関係なインターネット閲覧ができない安全な設計です。
・ブラウザのユーザーエージェントに文字列を追加
アプリ内ブラウザのユーザーエージェントに独自の文字列を追加することでSwan DBからのアクセスを識別し他のブラウザからのアクセスを制限するといった使い方も可能です。
・スキャンリスト機能
例えば発注バーコードの読み取り後にデータベースから入庫リストをダウンロードし、個別スキャンを連続して行った後に一括で送信することが可能です(バッチ処理)。こちらは仕様に沿ったWebアプリ作成が必要になります。サンプルをご覧になって適切に設定するか、有料にて設定を行いますのでお気軽にお問い合わせください。
今日も素敵な一日を。